ご挨拶

学会長 荒尾 孝

第26回日本健康教育学会学術大会

学会長 荒尾 孝

早稲田大学スポーツ科学学術院

第26回日本健康教育学会学術大会を開催するにあたって、御挨拶申し上げます。

次回大会は、本学会が設立されて四半世紀を折り返す初年度となります。今や日本は押しも押されもせぬ世界最長寿国です。一方、このことは、少子化現象とも相まって、わが国の人口構成に大きな偏りをもたらし、超高齢社会の進展を急速化させています。高齢化率がピークに達する2035年に向け、「健やかで豊かな長寿社会」の実現に向けた社会全体の構造改革が急務です。その重要課題の一つが「社会保障の健全運営」です。言うまでもなく、そのための基本対策として、従来の医療中心から健康づくりを中心とした保健対策へのパラダイムシフトが重要です。

このような社会的状況にある中、東京の中心地である新宿で第26回大会を開催いたします。「明治」という新たな時代の国づくりのための人材育成の礎を築いてきた“早稲田の杜”での開催を、取りわけ意義のあることと考えています。

大会のメインテーマは「社会的成果をもたらす健康づくり ―個人から集団へ」です。全ての国民が対象となる医療と介護に関わる社会保障制度を維持するためには、全ての人々を対象とする健康教育とヘルスプロモーションによる疾病予防と健康増進が最も重要な対策になります。あわせて今後、この社会保障制度の維持につながる健康づくりの社会的成果がより強く求められていきます。その大いなる期待に応えるためには、この分野の若手研究者やその道を志す若者の熱意と活気が不可欠です。

次回大会では、新たな試みとして、国際交流委員会との共同で、若手研究者や学生を対象としたサテライトプログラムを大会前日に企画しています。また、ヘルスプロモーションにおける主要なテーマのひとつ、“Health Literacy”の提唱者であるProf. Don Nutbeam (シドニー大学教授、元サウスサンプトン大学学長)を迎えての特別企画も予定しています。

“早稲田の杜”にて、多くの皆様のご参加をお待ちしております。

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